日々進化していく住宅メーカー

「まるで優秀なカウンセラーと話しているようでした。

そうか、私はこういうことを望んでいたのね、こういう人だったのね、とKさんに話を聞いてもらっているうちにしだいにわかってくるんです。 たとえば私は人よりもマメなんだとわかりました。

家の中ではじっと座っているのではなく、こまめに動くほう。 そういう私にあった設計をKさんは考えていました。


Kさんからは“家をつくる”という以上のものをもらった気がします」Kさんもいう。 「私もOさんとの打ち合わせを通じて、都市で暮らすということについてあらためていろいろと考えることができました」私はKさんが設計した郵便局や老人向け福祉施設を実際に見にいき、また雑誌に掲載された作品を写真で見た。

Oさんの家にもその特徴はよくあらわれているが、共通しているのが「閉じているけれど、開いている空間」という点である。 たとえば道路側から見ると、家の入口は一見地味だし窓も小さい。

だが一歩中に入ると、広々とした印象を与える。 引き戸を多用する、床の高低差を利用する、仕切りの高さを必要に応じて使い分ける、天井までの壁をできるだけつくらない、と間仕切りを工夫することで、開放感のあるスペースを実現する。

そして屋外に続くテラスや土間と屋内の床に同じ素材を使って、しかも段差をつけない。 そういった屋内とも屋外ともつかない空間をもうけることで、生活空間が内側に押し込められることをさけ、よけいに“開かれた”印象を与えるように工夫されている。


もう一つ、これはOさんの家によくあらわれていたが、部屋の用途を固定してとらえないつくり方もKさんの設計の特徴だ。 食事をする場所、くつろぐ場所、寝る場所、と決めてしまわないで、住む人が自由な発想でさまざまな用途に使うことができる。

老人用福祉施設を見せてもらったとき、庭に面した広い板の間の片隅に畳が敷いてある場所を紹介しながら、「疲れたら引き戸を閉めて畳のところで休めるようにもなっているし、小さく仕切って板の間の隅にテレビのコーナーをつくってもいいし、大勢集まっているときには引き戸をとっぱらって宴会をやってもいいし…」とKさんは説明した。 Oさんが惹かれたのは、Kさんのそういう柔軟性と、発想の幅の広さである。

「女性の建築家に頼みたいと思ったのは、自分のことを洗いざらい話したうえで設計してもらいたかったので同性のほうが話しやすいだろうと思ったのと、女性のほうが日常の暮らしが見えているのではないか、という期待です。

住宅メーカーの最新情報で住宅メーカー選びをお手伝いするサイトです。
口コミと評判と体験からわかる、失敗しない住宅メーカー情報の選び方えを紹介します。
今よりも住宅メーカーを知りたいならご活用ください。

注文住宅について興味がある方にオススメのサイトです。
あなたの知らない注文住宅のお得情報を用意いたしました。
私がオススメする注文住宅に関するサポートサイトはここです。